今回はシングルスリップとダブルスリップについて!
欧州では構内配線でよく見ますよね。ヤードとか駅を作るには必需品とも言えますね
採用予定のPECOコード100ではインサルフログタイプしかありませんでした
コード75にはあるようなのですが、フランジの問題があるので採用は厳しいです。
そもそも、ちゃんとエレクトロフログとインサルフログについて理解していないのが今回改めてわかったのでそれについて少し。
以下、ポイント制御1でも登場していただいたSL−E92と、そのインサルフログ版のSL−92になります
それぞれのフログ部を拡大してみると、その違いがよくわかります
エレクトロの方はフログ部やウイングレールなどが全て金属でできています。当然、フログの<部分は繋がっていますので通電します
一方、インサルフログでは、<の部分と、ウイングレールの部分がプラ製になっていて絶縁されています
一般的にDCCではインサルフログのが良いと言われています。それはこのフログが絶縁されてる、という部分が大きな意味を持っています。
なぜか、という部分についてシングルスリップについて配線考えていた自分の記録とともに見ていただければ、と
シングルスリップ
このポイントマシンの最大の特徴は下の図の場合、左下から右下への通行が出来ること、になります
中央部の上側にカーブレールがあるのがわかるかと思います
今まで通り、開通方向全ての極性を書き込んでみます
フログ部が絶縁されているので両方の極性が被るところがないですね。
つまり、極性の切り替えが必要ないということでしょうか?
一応、ポイントマシンと、トングレールの関係と絶縁されているフログの図になります
フログ部はどことも繋がっていないのがわかるかと思います
各開通方向へのポイントマシンの開通方向と、もし極性切り替えする場合のフログの状態について書いた図が以下になります
今までに現れなかった現象が起きました。ポイントマシン①の挙動とフログの関係です。
もし、フログ部がエレクトロフログの場合と仮定します
これまではフログ部の極性はマシンが上下に切り替わると必ず別の極性に切り替わっていました。
ポイントマシンが上の時はH極性、下の時はG極性、のように対応しているフログが変わっていました
しかし、ポイントマシン①は左下から右上、左下から右下に向かう時にそれぞれH極性になる必要があります。
この時、ポイントマシン①は上、下に切り替わっています
どちら側でもHでいる必要がありますが、左上から右下に向かう時(ポイントマシンはどちら側でも大丈夫)にG極性にならなくてはいけません
つまり、ポイントマシンの切替からフログの極性を変えるのはできない、ということになります
そのために、インサルフログ、絶縁されたフログになっている必要があるのだと思います
インサルフログがDCCに向いている、と言われる理由として
常に線路に給電されているためフログ部分が絶縁されてないとショートしてしまう
フログの極性のい切り替えを考えずにジョイナーで繋ぐだけで済む
ということ、なんですね。やっとわかった。
ただ、トングレールなどは裏から補助配線をして電源を供給した方がいい
でも、エレクトロフログを使いたいのです。見た目がやっぱりかっこいいので(ここ大事)
でも、スリップ系はちょっと諦めないとですかね。コード75では脱線しますし。もし他社か、コード75を100に変える方法等がわかったらエレクトロフログで使用したいのですがその時はFrog Juicer が必要になるのでしょうか?それはその時にまた、調べてみます
シングルスリップだけでだいぶ長くなってしまいましたね。すみません
ダブルスリップについてです
しかし、これもインサルフログのため、これといった配線を考えることもなさそうなのでそれぞれの開通方向だけ図において置くだけにします
次々回あたりで、もしシングルスリップや、ダブルスリップをエレクトロフログで使用する場合はどうするのか?
について、まとめたいなぁと思います
自分としてもそこがわかれば、ポイントマシンについてはだいぶ理解が深まったかなと思えますので。
あとは、実践ですね
次回は、ポイントから少しずれますがこれもレイアウトには取り入れたいけど少し複雑な要素の、リバース線、転車台の2つについて勉強したいです
内容が濃い場合は2つに分けますね
長々と失礼しました
では
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