プライバシーポリシー

2020年4月30日木曜日

Ostレイアウト製作41 レンガ道整備

牛歩なれど着々と進めて行こうかなと。
今回は、アーチ4箇所が完成したのでそれに伴い、その前に敷設する煉瓦道を完成させます。
しばらく、トップに完成写真を持ってきて下に製作過程を書く、という方式にしてみます〜



以前の記事

レンガ道に関しては前も書きましたが、Hana bahnさんのブログを観て衝撃を受けて自分も急遽導入しました。
ヤフブロが閉鎖されてしまったのが本当に残念。他にも自分のシーナリー作りにとても刺激をもらっているレイアウトです。現在は架線かなその光景を見てうちも架線の導入を決めました笑
こちらはTwitterから拝借。これのアンバー版を目地埋めに使いました



Hana bahnさんは糊付スチレンでしたが(いや、正解だと思います…)綺麗に整っている煉瓦よりは少しガタガタっとしている歩道にしたかったので、敢えてボンドで固定。

発泡スチロール用ボンドで固定していますが、今手元にある接着剤ならmod podge1番いいかもです。薄く塗れるしボンドより乾燥が少し遅い。また粘度が低いので微調整も楽です。もし、目地埋めされないなら乾燥したら透明なのもいいかな。



現状こんな感じです。ちょっと乱雑に保管してたのでちょこちょこ取れてますのでまずは、ここの補修。サクッと終わらせました。
上下に2ミリほどのクリアランスを設けてありましたがここには灰色の通常の形のレンガを敷きます。
お店側は、境界線として。手前側は、さらに手前に車道があると仮定して縁石がわりになります。


こちらも、このような形で。
置いた個数は一々数えるのはやめましたが笑
90センチ×1.8ほどの長さで正味3時間ほど。
自分の想定していた時間より短く終わったので良かった。慣れは残っていましたね。
ちなみに、茶系の〉煉瓦は大体ですが60007000程度ですね。残りの在庫的に。意外と少なかった。


さて、ここにこちらを撒きます。
Juweelaの目地うめ材です。撒いてから霧吹きで湿らせると硬化するタイプです。





こちら、試しにやってみたもの。
確かに硬化はしますが、それぞれを強固に接着するわけではなく簡単にポロポロと取れます。
これが、海外の掲示板では酷評の原因になっているのですけれど。
そもそも、前提条件がOstは違います。まず、煉瓦自体を発泡スチロールボンドでガッチリと固定。
そこの隙間埋めに使用するだけなのでこの性能でも問題なし。そして、テストピースでわかりましたがこの子はちゃんと丁寧に突き固め無いとダメです

そう。マルタイのごとく。

と。いうわけで。


撒いて、筆で少し均して
爪楊枝の先を削って更に薄くしたもので延々と突き固めます。
心を無心に。ただ、人力でバラストを突き固めている保線要員になりきって。


ガッチリ詰め込んだ物。
これだけで数時間かかったのは内緒。笑


霧吹きで水分をあげて出窓の方に置いて翌日まで乾燥。
とはいえ、1番小さいピースでこれだけかかるのは大変。なので残りの2枚は筆で慣らして簡単に突き詰めるだけにしました。


乾燥した物になります
驚きの結果になりました




しっかりと突き固めた小さい方のピースはガチガチです。端っこを持っても全く折れる気配は無い。



しかし、筆で簡単に慣らして軽く固めた残りの2枚は結構しなる。端ではなく真ん中を持ってもしなりましたので、いかにキチンと詰めるかが鍵ですね


さらに、拡大するとわかるのですが所々穴が空いてます。
恐らくですが、粒子の大きさにかなりバラツキがあるので軽く固めただけでは底と上の間に隙間があって水分が流れることで沈んだり流れた結果、こうなっているのかと。
また、現時点でしっかりと目地が入っているように見えるところも、実は中空かもですね


というわけで、急遽2回目の散布。
こちらも軽く慣らすだけにしました。突き固めるのは、厳しいと思うので。

実際問題、設置して動かないので有れば筆で軽く慣らして霧吹きで。を二回もやれば十分だと思います。

海外フォーラムでの酷評はこれでガチガチに固まると思うところからだと思うのですが、そもそもガチガチにするにはしっかりと突き入れないといけないならまず煉瓦を接着しておかないといけないという点が苦笑
二度手間三度手間なんですよね。これ

黙々と作業してしまったので写真忘れましたが、表面にこびりついた目地剤は綿棒で擦ってあげれば簡単に取れました。これはうちが塗装しているからもあるかもです。


こちらをベースに取り付けました!
いや、テンション上がります



酒場の前と、この間のアーチ下の前と。
どちらともいい感じに噛み合いましたかね
汚れ具合もちょうど良くなりました。


アップで
満足の出来栄えです。というか、手触りがレンガのそれに近くなったかな




最後に、シートとシートの間の隙間もしっかりと埋めました。
意外と馴染んだかな



近寄るとわかりますが、こちらです。
こんなそんなで完了です!酒場前はまた撒いても良さそうですね

とりあえず、足掛け一年近くになりましたがやっと下部分のみ完成ですね苦笑

今回、使用した塗料はこちら


ターナー
バーントシェナー
バーントアンバー
ベネティアンレッド

アクリジョン
あずき色2号

使用したJuweela製品はこちら

Art.No.28095. 〉の煉瓦
Art.No.28011. 通常の煉瓦
Art.No.20027. 目地うめ材

ベースにはスチレンボード1mm
接着剤に発泡スチロール用ボンド

以上、ご紹介でした。




ここからは、もし参考にしてやられる方がいるならアドバイス

まず、煉瓦塗り直すなら圧倒的にスプレー塗料もしくは、エアブラシがいいです
ざっくりと敷設したい面積をだして、それを一個の大きさで割って必要数を出す
二色以上使う際は必要数+200程度あると安心。置いてみて色の組み合わせを考えるので
勾配などで使用するならまず、土台となるスチレンを貼り付けそこに乗せていく
後からは柔軟に曲がらない

ボンドは粘度の低い物で乾燥遅いものが吉
置くときはピンセット、微調整は爪楊枝でやるとよい
目地剤を使用するなら気持ち隙間を大きめにした方がいいかも。0.30.5mm

このくらいですかね

ここからは備忘録的な妄想
Magnorailにて、使用する事を可能としたい為テストピースの作成
構想として、0.10.2mmプラペーパーをベースに使用してmod podgeで固定、そして目地埋め。

プラペーパーにする事でトータルの厚みを11.2mmほどに圧縮、裏側、Magnorail側はしっかりとヤスリをかけてツルツルに。
プラペーパーにする事で勾配にも対応出来るはず。

ゆくゆくは、トラム線路との交差も視野に入れておく。
衝突管理が難しいとは思うけども


では!

2020年4月29日水曜日

Ostレイアウト製作40 駅下アーチ造り

作業としては一括りかなぁと思いまして一つに。
今回は、酒場の隣に残る2つのアーチ部分の床、壁を作成します

まずは、テストピースの作成から!


2mm×4mmで作ったピースに黒ジェッソと白ジェッソを半々に
そこからグレーを基調に何段階か塗り分けていきます


第一段階
薄灰、灰、濃灰の三色を塗っています
黒ジェッソ側の黒いところは塗っていない所になります


試作完成品
目地部分の表現に白、黒のみではなくアイボリー、クリーム系も足した物です
あとは、色の使用率の違いなども。
また、ジェッソ自体も黒はM、白はLLの粒子の荒さになっています



目地が黒のが引き締まって見えるのは、色調から考えてもそうなのですが、白目地の方を細く塗り分けるのに攻め切れて無いからですね。
まず、外壁ですが
目地は白で。レンガ自体は灰(ファレホ、ロンドングレー)と、濃灰(ファレホ、ジャーマングレー)2色での塗り分けが良さそうです。灰多めにしよう。

床の石畳は目地は黒、灰一色にして薄灰と白でドライブラシに挑戦してみようかと思います

また、ジェッソですが、このクラスのレンガの表面ならMが最適ですね
黒ジェッソはMしかないので石畳もMになりますが本当はLLのが石畳の表現としてはいいはず。白ジェッソ塗って、目地をベタ塗りしてそこから塗り分けでも良いのですけどそこは妥協しました

次の検証はレンガ自体の大きさと積み方
何パターンがつくりました


4mm幅レンガ

3mm幅レンガ

2mm幅レンガ

元々外壁は4mm幅で小口積み(所謂、ドイツ積み)の予定で彫り込んでありました
が、Juweelaの煉瓦を敷いた道と酒場の窓が来てからちょっと違和感があったのです
写真で見て頂いた通り、大きすぎるかな?と
Juweelaがリアルの大きさな分余計に。
所謂、リアルとリアリティの問題です

リアルに寄せるなら2mm幅に彫り込めば良いのですが、全景がそれになると細かすぎる感じがしますし、それなら単色のが良い
別にリアルを求めたい訳ではないので自分の納得出来る所として、3mm幅のもので長手積みのような横幅の広いものとしました

3mm×6mm
目地はBMCタガネ0.4mm


大きさは決まりましたのであとは淡々と彫りなおせば大丈夫です


時間対費用。など考えれば本当は既製品を買うのが1番いいのかもしれません。NochFallerしかり素晴らしいものがたくさんあります。また、プラのをリペイントするだけでもとてもいい物ができるはずです

初めて作るレイアウトに対しては本当はそっちのが良かったのかもなと。時々思います
けれど、今回はどうせテストのつもりで作るなら様々な工作技法も取得しておきたい
理論ではなく実際にやってみる事、そして、既製品と比べて自分が思う表現したい形に近づけるには?結局自分でやるしかないのかもしれない

などと思いつつ。
いずれは、既製品をたくさん使ってみたいなと思ってます。合わせ技が1番いいな。と


ここからは先に、床に敷く予定の石畳をつくります。
理由としては、単色で黒目地なのでテストのテストにはちょうどいいかと。


とりあえず、切り出し彫り込みを。
8cm×18cmですが、2枚で2時間半ほど。
しばらくやらないと腕が鈍りますね



ツルツルしているので、このままでは石畳としては微妙な状態。
なので、アルミホイルをクシャクシャにしてゴロゴロと表面に凹凸をつけました


こちらがジェッソを塗った状態。
一回塗ってから乾燥させ、目地などキチンと塗れてない箇所があったのでもう一度。計2回塗ってます


ジェッソを塗ったあと、やはりアルミホイルの小さな凹凸は埋まりがちなのでもう一度
もし、参考にされるならジェッソは白で粒子はLLのが良いです。
今回はこのまま作りますが、完成後小さな比較用のテストピースは作成予定です


そして、淡々とロンドングレーを塗ったものです。
目地に何箇所か入ってしまいましたが許容という事で。
ここから、汚しとドライブラシでどうにか表現をつけます


まずは、Nuln oilをベタ塗りして汚しました。


そこから、ライトグレーとアイボリーでドライブラシ初挑戦。
いや、難しいです。結構拭ったつもりでも残ってた。でも、確かに凹凸は強調されるのだなと。

そこから、さらにウェザリングしたもの。


今回使った塗料。これに下地で黒ジェッソです



拡大写真になります
んーやってみたい事と情景に組み込む事がズレてましたね。
これだと確かにヨーロッパのような乾燥してる感じではなく、ジメッとしてるか。
観察が大事だけど、日々目にしてるのは日本で、写真とか映像がヨーロッパ。混ざっちゃって整理出来てないのだな。頭の中が。


でも、とりあえずはこの方式でも十分生かせるのは分かったのは収穫。
費用対効果は、面積にもよりますが多分買ったほうが色々良いかな苦笑
地面のツラ合わせ等あるので自作したけど。あとは、安いので
次いきましょう


アーチの奥壁と天井の方へ参ります

奥壁は5mmスチレン、天井は2mmスチレンを使用。
選定の理由としては、奥壁はがっしりしていて欲しかったのですが天井はアーチにするため薄い方が柔軟性が高いためですね

あたりを出して、タガネで彫り込みます


途中経過。


とりあえず彫り込み終わりまで。
この後、白ジェッソを塗っていきます。


先に結論。ボールペンであたりを書いてるのですがこれ書く場所に注意です。少しやらかしました
黒の時はそのまま上書きされるので気づいてなかったですが、白の場合結構残りますし、ジェッソでインクが変に伸びたりもします。
3回塗り重ねた状況でも消えないです
ので、white scarで上塗り。程よく薄れたところで塗り分けを始めます笑

あたり、マークをつけるところはもしレンガに濃い色を乗っけるならレンガの表面に来るところに書くと良いです。
外壁でなくて良かった


途中まで、ジャーマングレーを塗る所はアクセントにもなるからランダムにしないとと思って塗り分け考えてましたがそう思うほどにランダムっぽい感じが薄れる悲しみ


無心で塗りました



かなりいいランダム加減。塗り分けが甘いのは今後の課題という事で。



汚しをザッと全体にかけてみました。
こんな感じ。


奥壁のみ追加で水が漏れ出た様にウェザリング追加して完成としました

現場にて組み立てに入ります。



奥壁、アーチ貼り付けます。
仮設置して、確認します。

うん、いい感じですね。


地面は大きめに作ったので改めて採寸し直して固定へ。


組み上げて接写でこの様な雰囲気に。
ヨーロッパかなぁ苦笑。ウェザリングは本当奥が深いですね。要勉強です

あとは、電飾をつけて…まあ個数がたりてないのですけど

片方にはこちらの屋台でも出して完成です。

では。
次回は明日、レンガ道についてアップできれば!

Ostレイアウト製作61 本駅舎の電飾チェックと設置

今回は仕込みました電飾がちゃんと点くかの確認をしてベースに取り付けます。 やっぱり、電飾がつくだけでガラッと印象が変わるので驚きです。 Woodlands の電飾を天井に仕込みまして 1 階と 2 階を明るく。明るさをコントローラーの方で調光出来るのが楽ですね。 1 階のアップ写...