作業としては一括りかなぁと思いまして一つに。
今回は、酒場の隣に残る2つのアーチ部分の床、壁を作成します
まずは、テストピースの作成から!
2mm×4mmで作ったピースに黒ジェッソと白ジェッソを半々に
そこからグレーを基調に何段階か塗り分けていきます
第一段階
薄灰、灰、濃灰の三色を塗っています
黒ジェッソ側の黒いところは塗っていない所になります
試作完成品
目地部分の表現に白、黒のみではなくアイボリー、クリーム系も足した物です
あとは、色の使用率の違いなども。
また、ジェッソ自体も黒はM、白はLLの粒子の荒さになっています
目地が黒のが引き締まって見えるのは、色調から考えてもそうなのですが、白目地の方を細く塗り分けるのに攻め切れて無いからですね。
まず、外壁ですが
目地は白で。レンガ自体は灰(ファレホ、ロンドングレー)と、濃灰(ファレホ、ジャーマングレー)の2色での塗り分けが良さそうです。灰多めにしよう。
床の石畳は目地は黒、灰一色にして薄灰と白でドライブラシに挑戦してみようかと思います
また、ジェッソですが、このクラスのレンガの表面ならMが最適ですね
黒ジェッソはMしかないので石畳もMになりますが本当はLLのが石畳の表現としてはいいはず。白ジェッソ塗って、目地をベタ塗りしてそこから塗り分け…でも良いのですけどそこは妥協しました
次の検証はレンガ自体の大きさと積み方
何パターンがつくりました
縦4mm幅レンガ
縦3mm幅レンガ
縦2mm幅レンガ
元々外壁は4mm幅で小口積み(所謂、ドイツ積み)の予定で彫り込んでありました
が、Juweelaの煉瓦を敷いた道と酒場の窓が来てからちょっと違和感があったのです
写真で見て頂いた通り、大きすぎるかな?と
Juweelaがリアルの大きさな分余計に。
所謂、リアルとリアリティの問題です
リアルに寄せるなら2mm幅に彫り込めば良いのですが、全景がそれになると細かすぎる感じがしますし、それなら単色のが良い
別にリアルを求めたい訳ではないので自分の納得出来る所として、3mm幅のもので長手積みのような横幅の広いものとしました
縦3mm×横6mm
目地はBMCタガネ0.4mm
大きさは決まりましたのであとは淡々と彫りなおせば大丈夫です
時間対費用。など考えれば本当は既製品を買うのが1番いいのかもしれません。Noch、Fallerしかり素晴らしいものがたくさんあります。また、プラのをリペイントするだけでもとてもいい物ができるはずです
初めて作るレイアウトに対しては本当はそっちのが良かったのかもなと。時々思います
けれど、今回はどうせテストのつもりで作るなら様々な工作技法も取得しておきたい
理論ではなく実際にやってみる事、そして、既製品と比べて自分が思う表現したい形に近づけるには?結局自分でやるしかないのかもしれない
などと思いつつ。
いずれは、既製品をたくさん使ってみたいなと思ってます。合わせ技が1番いいな。と
ここからは先に、床に敷く予定の石畳をつくります。
理由としては、単色で黒目地なのでテストのテストにはちょうどいいかと。
とりあえず、切り出し彫り込みを。
8cm×18cmですが、2枚で2時間半ほど。
しばらくやらないと腕が鈍りますね
ツルツルしているので、このままでは石畳としては微妙な状態。
なので、アルミホイルをクシャクシャにしてゴロゴロと表面に凹凸をつけました
こちらがジェッソを塗った状態。
一回塗ってから乾燥させ、目地などキチンと塗れてない箇所があったのでもう一度。計2回塗ってます
ジェッソを塗ったあと、やはりアルミホイルの小さな凹凸は埋まりがちなのでもう一度
もし、参考にされるならジェッソは白で粒子はLLのが良いです。
今回はこのまま作りますが、完成後小さな比較用のテストピースは作成予定です
そして、淡々とロンドングレーを塗ったものです。
目地に何箇所か入ってしまいましたが許容という事で。
ここから、汚しとドライブラシでどうにか表現をつけます
まずは、Nuln oilをベタ塗りして汚しました。
そこから、ライトグレーとアイボリーでドライブラシ初挑戦。
いや、難しいです。結構拭ったつもりでも残ってた。でも、確かに凹凸は強調されるのだなと。
そこから、さらにウェザリングしたもの。
今回使った塗料。これに下地で黒ジェッソです
拡大写真になります
んー…やってみたい事と情景に組み込む事がズレてましたね。
これだと確かにヨーロッパのような乾燥してる感じではなく、ジメッとしてるか。
観察が大事だけど、日々目にしてるのは日本で、写真とか映像がヨーロッパ。混ざっちゃって整理出来てないのだな。頭の中が。
でも、とりあえずはこの方式でも十分生かせるのは分かったのは収穫。
費用対効果は、面積にもよりますが多分買ったほうが色々良いかな苦笑
地面のツラ合わせ等あるので自作したけど。あとは、安いので
次いきましょう
アーチの奥壁と天井の方へ参ります
奥壁は5mmスチレン、天井は2mmスチレンを使用。
選定の理由としては、奥壁はがっしりしていて欲しかったのですが天井はアーチにするため薄い方が柔軟性が高いためですね
あたりを出して、タガネで彫り込みます
途中経過。
とりあえず彫り込み終わりまで。
この後、白ジェッソを塗っていきます。
が
先に結論。ボールペンであたりを書いてるのですがこれ書く場所に注意です。少しやらかしました
黒の時はそのまま上書きされるので気づいてなかったですが、白の場合結構残りますし、ジェッソでインクが変に伸びたりもします。
3回塗り重ねた状況でも消えないです
ので、white scarで上塗り。程よく薄れたところで塗り分けを始めます笑
あたり、マークをつけるところはもしレンガに濃い色を乗っけるならレンガの表面に来るところに書くと良いです。
外壁でなくて良かった…
途中まで、ジャーマングレーを塗る所はアクセントにもなるからランダムにしないと…と思って塗り分け考えてましたがそう思うほどにランダムっぽい感じが薄れる悲しみ
無心で塗りました…
かなりいいランダム加減。塗り分けが甘いのは今後の課題という事で。
汚しをザッと全体にかけてみました。
こんな感じ。
奥壁のみ追加で水が漏れ出た様にウェザリング追加して完成としました
現場にて組み立てに入ります。
奥壁、アーチ貼り付けます。
仮設置して、確認します。
うん、いい感じですね。
地面は大きめに作ったので改めて採寸し直して固定へ。
組み上げて接写でこの様な雰囲気に。
ヨーロッパかなぁ…苦笑。ウェザリングは本当奥が深いですね。要勉強です
あとは、電飾をつけて…まあ個数がたりてないのですけど
片方にはこちらの屋台でも出して完成です。
では。
次回は明日、レンガ道についてアップできれば!
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