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2020年1月12日日曜日

走行レイアウト製作4 レール敷設2 カント

今回は単線区間のレールを一気に敷いていきますが、単線区間のカーブにカントを盛り込むべくまずは、カントの調査です

なお、製作終わってから一つ前のカーブポイントからのカーブにもカントをつけたら良かったと思いつつ。



前回の最後の写真ですが、まずはここから。
今回、基本的にカーブ+2%勾配なのでカントの付け方や高さには気をつけたいと思います


まずは、カントの高さの検証です。
直線にて、車体の斜めになる角度をまずは検討

何も無しのフラットな状態


0.5mm嵩上げ


1mm嵩上げ


1.5mm嵩上げ


1.5mmまでいくと相当な傾きに見えます。これは高速新線くらいの緩いカーブを高速で通過するくらいのイメージですね
最大カント高を1mmとして考えて作業をしようと思います。

ここで、実写の状況も調べてみました
基本的に在来線で8090mmのカント、新幹線で最大180mm、欧州は大体150160mmが最大のようです。ただ、最大につく事はなかなかないみたいですね。
1/87ですので、150mmとしても大体1.72mm程度まで。在来線と考えれば1mm前後なので実車とも感覚的に合いそうです。

意外と、映像や写真で見てるイメージとちゃんと合う物ですね。


さて、カントの付け方です
0.1mm0.2mmプラペーパー
0.3mm0.5mm1mmプラ板を駆使しまして0.1mm刻みで高さを上げていく工法をとります

ボンド分、さらに嵩上げになるのでなるだけボンドをつける回数を減らす意味合いもあります

曲線の下に敷くので幅をまず15mmに細切りします。
これはカッターと定規でサクサクと作れるかと思います
長さは様々な曲率に対応するということで20mmの長さに切りそろえます

相当な数を切り出さなければいけませんが、そんな時に役立つのがこちら。


スジボリ堂のRPカッターです
設定した長さでバンバン切れますし精度も高いのでお勧め
結構品切れになるので在庫ある時か再販時間告知されるのでタイミング合えばご購入を

これで切り出したプラ板を並べたものがこちらになります


0.1mmから入り、0.5mmまでは50mmずつの間隔で嵩上げ、0.6mmから0.9mmまでは40mmずつ上げていってます。
これ以上短くして、例えば20mmずつカントを嵩上げしていっても問題はなさそうですが、長尺車両や、勾配であること、車体の斜めになり方が急過ぎる気がしましたのでこのピッチになっています


全体を貼り終えたもの
真ん中の細かいプラ板が1mm厚のものになります。こちらだけ10mmの長さに切りそろえてます
1番高い1mmの部分が100mmの長さになっています

ざっと流し撮りしました映像を。


本来、カントは緩和曲線でつけて本曲線ではそのカントをほぼ維持するのですが、小さいし緩和曲線はとれませんでした
あと、後付けてカントを取ることにしたのでBedの上に貼り付けてます。したのがいいかな?とも思ったのですが、落ち着いて考えますとかなりTRACK BEDが柔らかいのでコルク道床と違い下に入れ込む場合隙間なく敷かないと沈みそうな感じはあります。結果上でよかったかなと


線路を敷きました。固定のためにそれぞれ1Kgのアンクルを置いてます。点荷重にならないよう3mmプラ板敷いて線路を面で抑えるようにしてます〜


カントとるのが下手な写真ですが、IC2000を少し出して確認。
1番長いのはICE4、通過がシビアなのはLSMNJ編成ですが何よりも重量がありますのでこちらを採用。シビアなのは変わりませんしね


通過時の連結部外側


内側



バッファロッキングも特に起こらない様子なので大丈夫ですね
NJのダブルデッカー出してちょっと走らせてみました


結構早く走らせてこのような感じであれば大丈夫かな?と思いこのまま先に進めます
ちなみにPICO ICE4は割り切って設計してあるので



これは確かにフルスケールでも曲がるなって思える



さて、次はS字に取り掛かります
勢いに乗って作業を進めていきます。が、ここで現状の13分割ブロックは多過ぎるなと思い接合できるモジュールはどんどん繋げていくことに。
この、S字モジュールも繋げます


手で切り出してたので角度が微妙に合っていない

ので、隙間埋めのスタイロを切り出しまして


エイヤ、と固定しました
これで問題解決ですね
改めて全景。



繋ぎ目だった部分に補強のスタイロも貼ってあります
一つ前のカーブから橋までのレールの敷設をしていきます



楽しすぎて撮ってませんw
これは敷設完了写真。

ここで、Nardiさんより、牽引にしても推進にしてもフル編成で末端の車両を押す、引くしてみるとだいぶ具合が違うから固める前に試した方がいいとの事だったので調査


結果は、牽引は捻れるけど問題なし、推進は連結部に荷重がかかりすぎて壊れそうという結論に。
推進はスピードもあまり出せなさそうです。推進運転したいなら、RJとかの通電カプラー化したほうが確実に安心


そんなテストを2時間ほど間に挟んで、S字が完成しました
確かに、事前になるだけ仮設置でテストはした方がいいです。今回は釘が使えないという悲しみが多かったです

次期は路盤についても考えなくてはなりませんね(これ、ユニトラックの代わりにするだけなので、本式はまた別でやります。引っ越しもあるしね。まあ、情景もテストでガンガン作りますけど。かなりいいデータと経験をとれています)

2軸客車にて、カントのご紹介。
R600 カント1mm


R550 カント0.6mm


これくらいでも十分傾いてるのがわかると思います

S字を抜けたということは一気に一直線で降ります!
ここはボーナスステージ。


ズバッと敷きました
ここで記録用の写真も撮っておきました。
まずレール置いてエンドの位置出します


次に見づらいけど、マッキーで切除する枕木の繋ぎ目の位置をマーク


裏にして切除


切除したところにハンダを持っておきます


リード線も準備してハンダあげしておく



リード線を取り付け



開けておいた穴にリード線をいれてボンドのチューブが入るくらい残しておく



ボンド塗って、ペタリ。


あとは、定規で補正して完成!
バチっと直線でましたね

ボンドが固まったら隣のモジュールとのレールの隙間をなくすために軽く叩いて矯正。
その後余った部分を切断



これ、糸鋸的なものがお勧めです
本当に。ニッパーだと誤差がひどいので、モジュール跨いで敷設して糸鋸で切断が1番綺麗で確実。次回につなげましょう

本当はこの後、ポイントマシンの組み込みやってるのですが、カント特集ということで飛ばして最後のR400420Uターンにいきます

まず、内側にあるのがユニトラのR360です。問題はやはりカーブポイントのせいでカックン接続になる可能性と、R半径が小さくなるかもしれない疑惑ですね

こちらもまずは1つ分Track Bedを延長。
そして線路を置いてみます



ちょいとはみでてますが半径としてはどうにかクリアです
なのでtrack Bedをさらに追加していきます


カーブの部分は爪楊枝で反らないように固定
そして、カント付けをします


有効長1200mmあったので1.2mmまでカントをつけてみています。試しにどれくらい傾くのか?まで考えてですね


線路取り付け前に1枚。
これだけのカーブを一気に貼り付けるのはやはり至難の技。
確実なのは釘打ち等で手前から決めていくことですね。まあ、既製品のカーブ使うのが1番楽なのですけどここは途中で半径変わるので難しい


ぺたりとしました!
ポイントマシン付きのポイント以外の設置、完了です!



同じく2軸客車にてカント見てます
いいね!!楽しい。今後は基本カントはありでいきます
そこをどうやってスムーズに走らせるかですね

次回はポイントマシンと配線編!
ここまで5日?かな残り2日で配線とか仕上げたはずなので。

では。また明日、かな???

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