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2020年9月21日月曜日

展示ディスプレイモジュール作り Sommerfeldt架線② バラスト撒き

引き続き、架線ディスプレイを作っていきます。

今回は、架線柱の仮建てと、バラスト撒きになります。

バラストに関しても、うちでは新規採用メーカーで今後メインに使うことになりそうなので期待大です。


まずは前回のおさらいです。



マストタイプ、通常の架線柱など、種類によって線路の中心から建てる距離が決まってます。

これは、架線柱自体の土台の大きさや、ブランケットの位置がちょうど良くなるようになっていること。

また、そのための治具(No158)があるよ。ということまで書きました。


今回から読んだよ!という方は


これが前回、展示モジュール Sommerfeldt架線①になります。


さて、今日は、架線柱の種類で工作する際の細かく違う点をまずはご紹介。


こちらの写真をまずはみていただいて。




何が違うのかと言われれば、架線柱の種類が違うのですが注目してもらいたいのは固定用のボルトの太さです。

今回、本線用に使っているものより、留置線用のマストタイプのが太くなっています。


これ、開梱した時気付いていなくてドリルを買いに行くことになりました泣


細い方は3mm、太い方は4mmのドリルになります。

参考になれば。




ということで!

穴を全部開けました。

このくらいの穴あけならすぐに終わりますね。


次に、ボルトが下に飛び出る分台に足を取り付けます。

今回は端に架線柱が立つので、少し内側に寄せて取り付けました。




全部バミリを出してから先にこの枠部分を取り付けておけばよかったのですが、、、

まあ、リカバリーできたので問題はなしです。


ようやく全ての架線柱を取り付けます!




うむ!平面から立体になることでグッと情報量が増して良い感じ。

街灯とか樹を建てるだけでも雰囲気変わるのと同じ感じかな?




この角度からみた図とか、ワクワク

こうなると載せて遊びたくなってきますw





ÖBBVectronがちょうど近くにいたので何枚かパチリパチリと。


架線を張ってませんがある様な錯覚。

やはり、電機には架線柱のある風景が似合いますね。



※失敗点!

ここまでで何点か失敗してるのでまとめて。

線路を路盤に固定したらバラストを撒く前に調整を終わらせる

元々、展示様にするつもりだったので、枕木の位置の調整はしていました。

が、線路のベースから飛び出していた部分を気にしていなかった。

そのため、バラスト撒いて固めてから慌ててズラそうとしましたが全く動かず断念しました


そもそも、まず最初に通電用の電線をハンダつけして台枠に穴開けて通しておくことを忘れたのが事の始まりなのですが、、、汗

この後のバラスト撒いた後にどうにかずらそうとしましたがガチガチに固まっていて無理でしたw

周回モジュールなどの場合は全て並べて線路敷いて調整していくので忘れないのでしょうけど、、今回は完全に展示ということで忘れてました


台枠にTrack Bedを貼る

線路を仮置きしてフィーダー線の位置決める

電線を線路にハンダつけ

Track  Bed、台枠にドリルで穴あけ

電線通して線路固定

レールの位置を調整。切断

バラスト撒き


自分の中でしっかりと順番を定めておきましょう。大事

後でリカバリーするのが大変になりますw



閑話休題


では、続いてバラストのお話。

今回はMinitecというメーカーのバラストを比べてみようと思います。



以前に1回バラスト比較をしています

バラスト巻きの練習と色味の考察


そのときに自分は単色よりも混合してあるものの方が好みだと思いました。

また、よく遊びに伺ってますNardiさんのお宅のレイアウトも参考にしています。

MinitecNardiさんと話していて情報をいただきました。

ちなみに購入されてます。


Nardiさんのブログ

クリスマスクーポンを使って大量購入


Minitecは実際のものと同じ石を砕いている様です。

色味のバランスも実車の写真で見ている様なものが多く好みのカラーが多いですね。




写真下段、左より右

Rostbraun AGN


Phonolith  AGN


Rhyolith      
AGN


上段、左より右

Phonolith 

Exakt massstäbliche Körnung der Klasse 1 3






AGNは、BDEFBundesverband Deutscher Eisenbahn-Freunde)Arbeits Gruppe Normen仕様のことです。

大規模な鉄道模型グループのレイアウト用にカスタムされたもので、遠目から観た時に不自然にならない様に1/87よりも大きな粒になっています。


ここまで、説明いただいたことをそのままコピーしてます。苦笑


なんというか、鉄道模型のレイアウトを作る母数の違いの差を、鉄道模型に対する社会の認識の差、熱意の差を感じます、、

メーカーが1鉄道模型グループ(めちゃくちゃデカいけども!)のレイアウト様にカスタマイズしたものを作り販売。それができるくらいに大量に売れるという事。

すごいなぁとも、羨ましいとも。

でも、今の時代で良かったと。日本にいてそれが買えるのでね。


最近は色んな製作記などブログや誌面で見れますが、まだまだクローズな部分も多いなあとも。


なるだけ自分が使おうとした部材や素材、工法。失敗した部分なんかもブログという形で残していければなと。

自分も他の方のブログで色々しれましたし。恩返しも込めて


特にマテリアル系は入手方法から使ってみた感じまで紹介していければいいなーと


写真上段のPhonolith1/87のリアルな大きさに近づいてます

13ありますが数字が大きくなるほど細かくなってます。

こちらですが、Nゲージでも問題なく使用できます。

というか、ちょうどいいかもです。


誰か試してくれるお方いないかなw


さて、バラスト撒きですが、自分の中で4つの段階に分けてやるのが1番きれいに撒けるかなと思います。


第一段階

枕木の周りのみ撒く


第二段階

レールの間と路肩部分


第三段階

線の間部分を埋める


第四段階

枕木の上に落ちたものの排除

細かい部分の修正


これで完成。

もし、固定モジュールならば枕木の間だけバラストを固定してそこから路肩部分は撒いて固定せずに撒くだけにした方が消音効果にもつながるのでは無いかと思うけどどうなんだろう。


ではまず、第一段階から。


本線部分です。




本線2線にはPhonolithを。色調が1番落ち着いていて、このまま使うとしても、これからウェザリングするにしても素体として優秀な色味だなと思っています


100均で購入したドレッシング入れでレールの間は撒いて、外側はコンビニでもらえるプラのスプーンでその場その場に撒いてます。

レールの間から撒いて、余剰分を外側に、そして細々追加していく。という工程になっています。




枕木に乗ってしまったものは先の細い、プラモ用の綿棒で取り除き、それ以外の場所に落ちたものは筆で回収しました。




スーパーフィックスで固める前のものがこちら。

まだまだ、路肩も線路自体の間も埋めてませんが雰囲気は出てきたのではないでしょうか?





留置線1本目はRhyolith

YouTubeとかで前面展望見ていると時々1本とか2本だけこんな色の留置線があったりしますよね

一応、こちらはOstにて正式採用予定のもの。蒸気やDLと合うのではないかなぁと。





23本目はRostbraun

色味の比較もしたいのでこちらも。Phonolithと合わせて本線での使用をしたいと思っています。

今度の新走行レイアウトにはどこかしらで使用します。

Phonolithよりもベージュ?に近い感じです。

ここまでMinitec3種を撒いてきましたが、粒の大きさといい色味といい、自分にはドストライクなものばかりで嬉しい限り。

明るい色味が多いのは趣味ですかね、、





最後の、45本目は会津バラストのM

撒いてみて思ったのですが結構黒みが増している気がします。他の方の写真とかみているともう少し明るいグレーに見えます。

当方は今年の頭くらいから買ってますのでロットが変わったのでしょうか、、?


しかし、900mm×2本を撒いただけなのに100g近く使っているので数Kgは輸入しないとかぁ何か買った時についでに入れる様にしましょう。


第一段階全て撒いて、スーパーフィックスを垂らし終わったもの




上からみた写真が色味の違いが1番わかりますかね、、、

バラスト撒き楽しいです。延々とやっていられるw



第二段階です。


Track Bed5mm程度の厚みがあります。

今回は留置線ということもありますし、本線は直線部分なのでそれぞれの線の間はそんなに深くなくていいかなと思いますので、その部分を嵩上げしたいと思います。

また、本線は4.5mmシナベニヤであげてますのでその部分の路肩も滑らかではなく、ストンと直角になっていますのでそこの整形もしたいと思います。




使用するのは、以前に購入しましたGoodのバラスト3mmになります。

塗料皿に出して、砂場遊びの様にスコップ(プラスプーン)で撒いていきますw




夢中に淡々と撒いてました、、

真横から見るとこのくらいの高さを嵩上げしています。

目安としては半分位埋めるつもりで撒いています。




また、本線の路肩部分はこの写真でわかるといいのですがなだらかに繋がる様に調整しています。

どうでしょうか?これを全て埋めるのはMinitecのバラストがもったいなかったので、、、。

これはKATOに売っているWoodlandsの単色バラストとかでもいいと思います。







全部撒き終わりました。

マスト型の架線柱周りを埋めていないのは今後、一度取り外して加工が必要になるためです。

バラスト撒いて、ベニヤが見えている部分が無くなっただけですが、かなり表情が引き締まって見えます。

もうこれで完成でいいんじゃないかと、、、汗

まだまだ頑張りますがw



第三段階

線路の間を埋める、です。

今回で言えば路肩部分も埋めないとですね。


まずは本線から。





路肩部分も殆ど覆う様に撒いていきます。

複線の間ですが、ちょっと試したいことがあるので空けています。




留置線の方も順次撒いていきます。

境目の処理が難しい感じもしますが、




留置線の間の処理はこんな感じです。

あんまり段差がない形。コルクでもいいかもですが、統一してしまった方が工作は楽なので。




本線の複線間ですが、PhonolithKlasse13で徐々に細かくして馴染ませてみようかと思います。

路肩部も同様にです。






これで第三工程まで完了しました。

あとは手直しなので、ここまでがくれば山場は超えましたね。



第四工程


手直しになります。

全てで29箇所の修正を行います。




バラストが、スーパーフィックスを流した際に動いて無くなってしまった所やそもそもの撒きが甘かった所。

また、斜面においてもう一度に分けて撒いたほうが良さそうな所などになります。


6

施工前




施工後




こちらは斜面で流れてしまうので、施工を分けた所。

今回でうまく撒けたと思います。


14

施工前



施工後



14は、フィックスを流したときに流出してしまった所です。

流出した時はその時に無理に直さず、硬化してから、余計な部分は削り、足らない所を足すとうまく修正できるかなと思う次第。


23

施工前



施工後




23はそもそもの撒き方が甘かったので大量に流出してしまった部分です。

というか施工前の写真の撮り方が悪いなぁ、わかりにくいよ。

ほぼ23と24の間が流出してました。

1からやり直しのレベルですね。しっかりと今回は撒き直したので大丈夫。


29

施工前




施工後




写真だとわかり辛いですが、微妙に凹んでいまして盛り直しています。

こういう細かいところも自分が気に入らないなら修正をしておくと後悔がなく作業進めていけると思います。



モリーンのスーパーフィックスですが、23倍に薄めて使用とあります。

体感的に、HOでこのように少し多めに撒く時は2倍が良さそうです。最初3倍で撒いてから硬化後に確かめると確かに、流れやすいのですが固定が若干甘い部分も見受けられました。

そもそもの腕が悪いという事もあるかもしれませんがw


長くなってしまいましたが、今回はこれにて。

やっと、架線を張る前準備が完了した形になります。

まずは

複線部の架線を。その次に留置線の方の架線を設置します。


特に、留置線の方は色々作らないといけないので楽しみでもあります。


では



2 件のコメント:

  1. バラストで型を作ってくのは結構大変ですよね。盛ると接着剤流したときに崩れがちで...
    がっつり霧吹きしてから接着剤入れると多少マシにはなりますが、それでも一旦崩れたものを直すのもなかなか大変なので、
    バラストはなるべく薄くするというのがいまの自分の工法になりつつあります。

    返信削除
    返信
    1. じょばんにさん、ありがとうございます。
      盛ったら盛っただけ流れていきますね…食器洗い洗剤いれてガッツリ霧吹きしても崩れるときは崩れます。泣

      薄くするのが一番早いかも
      現状、拘りたい部分のカーブのカントの肩部分などは3mmバラストで型を作ってから本式を撒こうかなと考えています。
      大きめのバラストなら流れにくかったので。
      まあ、欧州も英国も日本に比べるとそこまで盛っているところも少ないので薄くした方がお財布にもいいと思いますw

      削除

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